山陰~中国地方を中心とした廃道・廃線・近代土木遺産などを巡る事を目的としたブログです。
プロフィール

K

Author:K
旧道や古い道路構造物・廃線跡などの「古い美しさ」に惹かれます。



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



リンク

このブログをリンクに追加する



ブログ内検索



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



RSSフィード



スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

JR福塩線 河佐駅~備後三川駅間旧線
地図を見ていると、ダムの近くを貫く一本の鉄道長大トンネルが目に留まった。
そのトンネルは、地方ローカル線上の一駅区間の大部分を占めており、近年に開業した路線でもない点に旧線の存在を感じた。
ネットで検索してみると、1938(昭和13)年に開業した福塩線のこの区間は、後のダム建設によって1989(平成元)年に付け替えられており、やはりダムの底には線路跡や駅が沈んでいるようだ。

水没前の空中写真から見える線路を書き足した地図を片手に、八田原ダムの湖底に眠る旧線跡を訪ねてきました。

探訪2007.8.18
再訪2007.10.21

hattabara1.jpg


備後三川駅を出てすぐ新線は左へとカーブし、その先には約6kmの八田原トンネルが待っている。
真っ直ぐ延びていた旧線は県道の餌食になっている。(A地点)
IMG_2578.jpg

無機質な八田原トンネル坑口上部には扁額を埋め込む予定だったのだろうか?(B地点)
IMG_2579.jpg

旧線の路盤にしては手入れがされているので、おそらく護岸整備によって消滅してしまっているのかもしれない。(C地点)
IMG_2580.jpg

この付近、整備されて全く見る影もなかったが、川の向こうには初めてまともな遺構が姿を現した。(D地点)
IMG_2581.jpg

この時期、草木が茂り見えないかもしれないが、山を貫く隧道が残っていた。
対岸の広場では何やら開催されており、大勢の人の目に触れるのを嫌い接近しなかったorz(D地点)
IMG_2582.jpg

隧道内部へと延びる電線の支柱には、JRの虎模様ボックスが残っているのが見える。(D地点)
IMG_2600.jpg

橋梁があったと思われる場所をよく見てみると…。(E地点)
IMG_2584.jpg

橋脚の基礎部分ではないだろうか?かつては3連の橋梁が架かっていた。(E地点)
IMG_2585.jpg

左側の砂地が道路跡であり、すぐ右に寄り添っている緑の一段低い部分が線路跡。(F地点)
IMG_2586.jpg


hattabara2.jpg

この時は見えなかったが。(G地点)
IMG_2587.jpg

再訪時、同じ箇所を撮影。
水位が下がっていたため、橋台が現れた。
ちなみに左が旧線、右が道路のものである。
湖面まで降りられる様だが時間の都合上、上から眺めるだけにした。(G地点)
IMG_2644.jpg

カーブミラーが向日葵になっている。
何かこういうの好きだなー。(H地点)
IMG_2588.jpg

↓続きを読む
単線(棒線)駅であった八田原駅はダムのど真ん中にあるようで、貯水量が相当低下しないと姿を現さないのだろう。
駅名標はH地点近くの八田原郷民俗資料館に展示されている。
hattabara3.jpg

線路跡の先は一部パターゴルフ場になっているが、その先も遊歩道として整備されている。(I地点)
IMG_2594.jpg

振り返ると隧道の仄暗い空間が広がる。
右側の石垣が何とも言えない。(I地点)
IMG_2595.jpg
(I地点)
この先は八田原ダム真っ只中となるため、もちろん閉塞している。
IMG_2596.jpg

踏切跡には腕木式遮断機のみ残っている。
山間の集落には不釣り合いな印象だが、当時からのものだろうか。
「The Nippon Signal Co.」(I地点)
IMG_2646.jpg

枕木が敷き詰められている。
遊歩道は左へ進路を変え、ゴルフ場を迂回する形になっている。(J地点)
IMG_2598.jpg

ゴルフ場から隧道側を撮影。(J地点)
IMG_2599.jpg

ゴルフ場を過ぎると、再び線路跡を歩けるようになる。
これは「渡らずの橋」ではないか!(K地点)
IMG_2645.jpg

道路から。
列車が姿を現してもおかしくないほど現役の橋梁にみえる。(K地点)
IMG_2593.jpg

「苦谷下り始」
信号機器制御用ボックスかな?(L地点)
IMG_2648.jpg

IMG_2649.jpg

IMG_2650.jpg

IMG_2647.jpg

左の川沿いが旧線跡だが、河佐峡キャンプ場として整備されていた。
夏場は涼を求めに多くの人が訪れ、川が人で溢れていた。(M地点)
IMG_2652.jpg

旧線現役時代からの暗渠だろうか?(M地点)
IMG_2653.jpg


八田原トンネルの斜坑を掘る際に地下水が湧き出したとの事で、八田原ダムの事務所脇では冷たいおいしい水で喉を潤す事が出来る。
照りつける太陽の下で火照った身体も瞬時にクールダウンしてくれた。
IMG_2592.jpg



※追記※
探訪後も八田原ダムの貯水量が当時よりも更に低下したタイミングで二度、再々訪をしてきました。
今回は湖面まで下りたり、新たな遺構の発見も!?。
その時の記事は以下で公開しています。
http://yukebawakarusa.blog88.fc2.com/blog-entry-69.html
スポンサーサイト

この記事に対するコメント
さすがです。
本日この辺りをうろつきましたがまったく何の資料も持たずに歩いた所為で遺構に気が付きませんでした。
折角G地点まで降りていたというのに・・・・・orz
【2008/03/03 00:49】 URL | miharaya #mQop/nM. [ 編集]

いえいえ^^;
訪問有り難うございます。
私も最初に訪れた時は、道路の橋台のみが顔を出していたのでてっきり鉄道のものだと思っていましたが、再訪時には偶然にも更に水位が低下していたので判りました。
山陽側へも出向きますので、ネタをお持ちでしたらご提供いただければ助かります。
【2008/03/04 01:02】 URL | K #pnyFn/5k [ 編集]


八田原駅がなくなったのを知ったのは一昨年です。
他の地方へ出て、中国縦貫道を通るようになって長らく福塩線には乗らなくなっていました。
懐かしいです。八田原の川を真下に見ながらキハに揺られる旅が子供ながら壮観だと思っていました。
もう見れないですが、ここに来て鮮やかに脳裏によみがえりました。ありがとう。
【2011/02/16 01:48】 URL | こりりこ #- [ 編集]


お返事が遅れてしまい、すみません。
コメントありがとうございました。

今年も八田原ダムへ行ってきましたので、記事を追加する予定です。
またのお越しをお待ちしております。
【2011/05/30 19:36】 URL | K #pnyFn/5k [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://yukebawakarusa.blog88.fc2.com/tb.php/46-9aee380d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。